ベンタブラックの作り方!世界一黒い物質とは!?
黒色というと髪の毛など
身近なものがありますが、
髪の毛でも場所によっては反射して
白く光っている箇所もありますよね?
しかしイギリスでは
99.96%もの光を吸収する
とんでもない黒い物質が開発されたようです!
ベンタブラックの作り方!世界一黒い物質とは!?
さて、気になる名前ですが、この物体の名前は
ベンタブラック
と命名されました。
発表によると先ほど紹介しましたが、
99.96%の遮光が可能で
表面におうとつがあっても
一切の光を反射しないというものです。
開発元はサリー・ナノシステムズ社というそうです。
認定のための実験は英国立物理学研究所や
米国立標準技術研究所、
こちらのほうで行われたうえで認定されたそうです。
ではどれぐらい黒いかというと、
普通の黒い塗料や布地では
光の吸収率が95%から98%とされているそうです。
ですので99.96%も吸収するこの
ベンタブラックの異常性が
ご理解いただけるかと思われます。
実際コレぐらい違います!!
驚くほど真っ黒ですね・・・。
ぱっと見た感じですが
アルミホイルに穴が開いているか、
へこんでいるように見えますよね?
もしくは黒い物体が
覆われているように見えますよね?
目の錯覚です!
実はコレ、アルミホイルは
台座代わりに置かれてるだけで
コレも光を反射しないことによる現象となっています。
それではベンタブラックの作り方ですが
素材はカーボン製のナノチューブを利用
アルミホイルの上で精製されるそうです。
ただし、利用されるカーボンなのチューブも
直径が2から3ナノメートルと、
1ナノメートルが1ミリの100億分の1ですので
50億分の1から33億分の1ほどのものを
利用しているため、大変細いものとなっています。
現在のところこちらのベンダブラック、
空撮用のカメラや望遠鏡、
赤外線感知器といった
なるべく光を入れたくない製品や
宇宙開発の産業、果ては軍需産業からも
大きく期待が持たれているようです。