ドイツの老人ホームで入居者の徘徊対策! 対策内容は・・・?

以前から日本では

老人ホームに入居されている

認知症などに対する

徘徊のトラブル対策として

いろいろと手法が凝らされていました。

 

たとえば、円型の廊下によるループ。

 

ループでの対策では発見者が

りんごなどが数個ほど入っている

買い物袋を渡し、

しばらくしてから声をかけて

あたかも買い物帰りと思わせ

自室に帰らせるなどといった

対策となります。

 

ではドイツではどういうことが

されているのでしょうか?

 

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ドイツの徘徊対策

老人ホームの近隣にバス停を作る

という大変大胆なもののようです。

日本と同様にドイツでも

入居者はしばしば、もう存在しない自宅や

家族のもとに帰ろうとして

どこか遠くへ行ってしまうというそうです。

 

バス停を作るとはいっても

本当にバスが来るというものではなく

あたかも

ここで待っていればバスが来ますよ

という体で設置してあるだけのものです。

 

なぜバス停?

どうやら徘徊で行方不明となる場合

近隣にある公共の交通機関を利用する

ということが糸口となり試してみたようです。

 

気になる効果のほどですが、

設置してみたドイツの老人ホームでは

現在のところ、

認知症で施設から出て行こうとする人に対し、

力ずくで押しとどめるのではなく

偽のバス停へさりげなく誘導している

ということだそうです。

 

けが人が出ることもなく、

2分から3分ほど待ってから

「バスが遅れていて来ないようなので

建物の中で待ちましょう」

と提案すると

おとなしく戻ってくれるそうです。

 

しかし、介護施設の前にある

いつまで待ってもバスが来ないバス停で

一瞬のフラッシュバックで

頭の中に思い出が駆け巡るなか、

寒風吹きすさぶ偽バス停で待ち続ける老人・・・

なんかせつないですね・・・。

 

そして認知症になると

記憶能力が弱っているため、

自分が出かけようとしたことも忘れてしまう

ということだそうです。。。

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