西方と東方の教会でなぜ日にちが違う? 4月はキリスト教、復活祭です!

協会ごとに様々な習慣・習俗・行事がありますが、

多くの教会で特別な礼拝(典礼・奉神礼)が行われます。

 

復活祭はキリストが十字架にかけられて

三日目に死んだキリストが復活したことを記念する、

キリスト教において最も重要な祭日とされています。

 

そしてこの日は宗派によっては呼び名が違うようで

正教会で「パスハ

カトリック教会で「復活の主日

聖公会、プロテスタントなどで「復活日

西方教会においては「イースター

プロテスタントの一部で「復活祭」など

と呼ばれるようです。

 

毎年復活祭が実施される日付が違うのですが

どういう基準で復活祭の日が決められるのでしょうか?


西方と東方の教会でなぜ日にちが違う?
4月はキリスト教、復活祭です!

西方教会と東方教会で復活祭の

開始日はたまに同じ日になるようですが

違うことが多く、そもそも開始日も毎年ばらばらです。

 

どうしてこのようなことになっているのかといいますと、

西方教会はグレゴリオ暦を

そして東方教会はユリウス暦を用いて算出するためです。

 

いろいろともめた結果、結局「春分の日」の後の

最初の満月の次の主日(日曜日)と決められ

そのため西方教会では、

復活祭は3月22日から4月25日の間の日曜日、

東方教会では4月4日から5月8日の間の日曜日に

それぞれ日付が定められるようです。

 

ちなみにこのユリウス暦・・・

どこかのベルモンドとは関係ありません。^ ^;

 

復活祭の内容は?

開始日や数え方は、教会(教派)ごとに違いがありますが

正教会、カトリック教会、聖公会、ルーテル教会は、

復活祭(復活大祭、復活日)の前に

40日間の大斎(四旬節)があるそうで

特に一週間は「聖週間」「受難週」等と呼ばれ、教

会暦の中で非常に重要な位置を占めています。

 

大斎期間中には祈りと食事の節制が行われますが

喜びと浄化の時とされるためです。

 

正教会では復活大祭当日における奉神礼は

一般の暦でいう前夜に始まり、

夜半課早課一時課聖体礼儀と続けて行われ

夜半課と早課の間には十字行が行われるそうです。

 

またこの最中に、復活の生命を象徴する

赤く染められた卵が成聖されて参祷者に配られます。

 

カトリック教会ではキリストの受難と復活からなる

過越の聖なる3日間は全典礼暦年の頂点と位置づけ、

復活の祭日は典礼暦年の中で最高位を占める

主日(日曜日)であるとされ

過越の聖なる3日間」は始まりを「主の晩さんの夕べのミサ」とし、

中心は「復活徹夜祭」であり、

終わりは「復活の主日の晩の祈り」としています。

 

復活徹夜祭は夜から明け方にかけて行われるよう定められ

この日、イースター・エッグが配られます

 

また毎年、教皇から祭のメッセージが発表される日でもあります。

 

最後に西と東それぞれの実施日

西方教会と東方教会

それぞれの日付を紹介して終わりにしたいと思います。

西方教会の日程

2015年4月5日

2016年3月27日

2017年4月16日

2018年4月1日

2019年4月21日

2020年4月12日

2021年4月4日

2022年4月17日

2023年4月9日

2024年3月31日

2025年4月20日

 

東方教会の日程

2015年4月12日

2016年5月1日

2017年4月16日

2018年4月8日

2019年4月28日

2020年4月19日

2021年5月2日

2022年4月24日

2023年4月16日

2024年5月5日

2025年4月20日

 

以上の日程になっていますが

別々の日であれば2回開かれます。

 

せっかくの催しごとです、思う存分楽しんでみて下さい!!




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