播州の秋、日本のまつり！ 灘のけんか祭り 本宮（昼営）
１０月１５日に始まります
灘まつりの本宮（昼営）開始は午前５時、
催し物の内容は、朝も明けきらぬうち
午前５時より始まります露払いを始まりに
潮かき、宮入、御旅山となります！
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露払いとは？
露払いの儀式は
真っ暗闇の境内の中で清めの儀式が行われ
神官のお祓いを受けることとなり、お払いの後は
宮に明りが灯り本宮が始まります！
また、このときには獅子壇尻はお旅山への道中を清めながら進み、
お旅山のふもとにある通称広畑で清めの儀式を行います！
その後はお旅山のふもとで松原の露払い一行と
獅子壇尻が清めの儀式を行っているころ、
練り番を勤める地域では近くの海岸で潮かきを行います。
潮かきとは？
屋台を担ぐ氏子たちの身を清めるため、
朝の７時ほどから海に入り海水による禊を行います。
まずはじめに３本の神輿幟を立てて
それぞれ所定の屋台蔵より出発します！
その後、神輿練を勤める氏子たちと
「一の丸」「二の丸」「三の丸」と書かれた
３本の神輿幟を押し立てて、１０月の冷たい海の中へと
駆け込んでいきます！ うーん、さむい！
海に駆け込むのは禊として取り決めがされているためで
海水を全身に浴びないことにはその後の段取りが進みません。
禊が終われば海から引き上げ、
焚き火が用意されているので暖を取り宮入のときを待ちます。
宮入とは？
屋台を神社の境内に担ぎ入れることとなります。
宵宮と同じくそれぞれの屋台が
東山、木場、松原、八家、妻鹿、宇佐崎、中 村の順番に
宮入します。
しかし、練り番の地区は屋台を出さずに、
宮入を最後におこなうという決まりがあります。
６台全ての屋台がそれぞれの位置に据えられると、
練り番の地区の 宮入です。
本幟・３本の神輿幟を押して立てて、
一気に楼門前、拝殿前へと突き進みます。
拝殿前から楼門南側にある鳥居まで２度３度走って往復します。
昔、鳥居のところまで海が広がっていて、そこで潮かきをし、
身を 清めた故事に基づいたものです。
総代・副総代を肩車するものや、ケンゴーを手にしているもの、
一団となっての宮入りです！
その後、「一の丸」は応神天皇、
「二の丸」は神功皇后、
「三の丸」は比咩大神（ひめおおかみ）
それぞれの神が乗り移られ た神輿を担ぎ上げ、
拝殿前で三基の神輿を激しくぶつけあう。
擬宝珠が取れようが、屋根がつぶれようが、
体制が整えば次々にぶつけ合う、
これがけんか祭りと 呼ばれる語源でもある。
楼門前の広場でも一しきりぶつけあい、本宮のメインでもある、
神社の西側にある御旅山への神官渡御がはじまる。
御旅山とは？
御旅山は松原八幡宮から西に１キロほど離れた小高い山のことです。
練り場の両側を段々畑にはさまれ、ひしめくように人が座っている、
その数約１５万人はいるのではないだろうか？と思われるほど。
御旅山まで
先頭で練り場に入ってくるのは、松原の露払い壇尻で
先陣として悪霊を払い清め、この祭りが無事に進行できるように
という願いを込めての荒業なのである。
この壇尻の太鼓の音は１９９６年環境庁の
「日本の音風景百選」に選ばれている。
最後に神輿に続いて、各村の屋台が練り場に登場してくる。
宮入の順番と違って、
木場・松原・中村・妻鹿・宇佐崎・東山・八家
（但し、練り番を務める村は欠番となる）
の順番で練り場に登場してくる。
狭い練り場に時には３台、４台の屋台が練り合わせられ、
そのたびに観衆から大きな拍手が起こる。
「テ・テン・テテン」他の屋台とは違う音色の太鼓を響かせ、
壇尻を担ぎ上 げ、差し上げて、地面に叩きつけられる。
しかし、叩きつけられても太鼓が止まることはない。
露払い壇尻が山頂への険しい坂道を登り始めると、
いよいよ３本の幟を押し立てて、３基の神輿の登場である。
神輿は宮で練り合わせたため、壊れているが、
そんなものは気にしないという勢いで再び神輿のぶつけ合いが始まる。
大観衆から一段と大きな拍手が巻き起こる。
「一の丸」は一番重たく３６歳以上の熟年組が担ぎ、
「二の丸」は次に重たく２６歳から３５歳までの壮年組が担ぎ、
「三の丸」は一番軽く（重量約３００ｋｇ）２５歳までの青年組が担ぐ。
ひとしきり神輿をぶつけ合うと、露払い壇尻に続いて
山頂を目指して坂を登り始める。
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