伝統的和菓子、桜餅! 葉っぱはどうするの?

日本では季節ごとに

何かしら行事や神事と

牡丹餅やおはぎなど

行事に即した食べ物が

多数あります。

 

桜餅も行事に使われることが多い

伝統的な和菓子のひとつです。

 

特に桜餅は香りがよく、

上品で芳しい香りが楽しめます。

 

ちなみに関西と関東では

桜餅のつくりが違うって知ってました?

 

どのような違いかというと

こんな感じです。

 

それでは見た目と香りを楽しんだ後

実際に桜餅をいただくとき、

葉っぱはどうするのでしょう?


伝統的和菓子、桜餅! 葉っぱはどうするの?

桜餅のについている葉っぱは

桜の葉を加工したもので、

桜餅を葉っぱで包む事で

桜餅への香り付け

桜餅の乾燥を防ぐ

といった2つの効果があります。

それでは桜餅の葉っぱはどうするか

という話ですが、昭和天皇がご存命の時

食事に桜餅が出された時には

葉っぱも食べておられました

 

しかし、それを聞いた料理長が

次回からは葉っぱを除去してから

桜餅を食事に出したという話があります。

 

ちなみに桜もちの葉に関しては

葉を取り除き、

桜もちにうつった桜葉の香りと

餡の風味をお楽しみください。

桜葉は、お持ちの香り付けと

乾燥を防ぐためにつけてあります。

とされています。

 

また、販売されているお店

桜餅の大家である

向島 長命寺 桜もちでは、

桜もちの正しい食べ方が

紹介されています。

 

実は桜もちのシーズンになると

葉っぱは食べるの?

それとも食べないの?

といった質問が多く寄せられるようです。

 

こうした中でお店側の見解としては

「食べ方に正解はありません。

食べ物はそれぞれの

好みで召し上がるのが

何よりだと思いますが、

桜葉を除去して

お召し上がりいただくことを

お勧めします。」

だそうです。

 

特に先ほどの話の中には

昭和天皇の食事では

桜葉が除去されていましたよね?

なぜか?

と思いますよね?

私も食べちゃだめなの?

と思いました。

 

理由はこれからのとおりとなります。

 

桜もちの葉っぱが除去される理由

実は桜の葉は

塩漬けにされると

クマリン

と呼ばれるシナモンや

コーヒーの香りと同じ成分が

含まれています。

 

こちらの成分には

抗酸化作用や抗菌性があり、

桜もちを清潔に保ってくれます。

 

しかし、クマリンには

肝毒性があるため

大量に摂取すると

危険な成分でもあります。

 

特に現在生産されている

桜もちに使われる桜の葉は

従来使われていた

ヤマザクラではなく

オオシマザクラが使われ、

ヤマザクラよりも葉が大きいため

クマリンがたくさん含まれています。

 

ちなみに昭和天皇のときは

ヤマザクラの葉っぱでしたが、

そこは当時、日本の国家元首

何かあっては困ります。

 

そのため陛下が葉っぱを食べたと聞き

以後は除去してから出していたそうです。

 

桜もちのレシピ紹介

材料:桜の葉(塩漬けされたもの):5枚

水:80cc

上白糖:10グラム

道明寺粉:40グラム

こしあん:60グラム

 

1.桜の葉を水につけ、

しっかり塩抜きします。

 

2.なべに水と上白糖を入れて

そのまま沸騰させます。

 

お好みで食紅などを加えると

きれいな紅がさします。

 

3.沸騰したらそのまま

道明寺粉を入れ、

ヘラで混ぜていきます。

 

4.ペースト状になったら

火をとめます。

 

5.鍋をラップで密閉し、

そのまま15分放置します。

 

6.15分待つ間に

こしあんを5等分に丸めます。

 

7.15分たったら

鍋からペースト状の粉を出し、

5等分します。

 

8.こしあんを包み、

さらに桜の葉で包めば完成です!

 

最後に・・・

油を大量に使う洋菓子よりも、

もち米などを使う和菓子のほうが

カロリーが少ないものが多いので

ほんのり甘い和菓子も

たまにはいいものですよ!




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