STAP細胞とiPS細胞の比較! STAP細胞がもてはやされたわけとは!?
また、全盲の治療などで
今最も注目を浴びている
iPS細胞ですが、
以前話題になっていた
STAP細胞と
何が違ったのでしょうか?
それではiPS細胞と
STAP細胞の特徴を
それぞれ調べてみたいと思います。
iPS細胞の正式名称は人工多性能幹細胞
英語では
induced pluripotent stem cells
となりそれぞれの頭文字
i,P,Sをとって
cellsが細胞ですので
iPS細胞となりました。
STAP細胞の正式名称は
刺激惹起(じゃっき)性多能性獲得細胞
だいぶ長いのですが英語では
Stimulus-Triggered Acquisition of Pluripotency
こちらのアルファベットの
頭文字4つを取ったものでそれぞれ
S,T,A,Pであることから
STAP細胞と名称されました。
それぞれの特徴
これまで発見された多能性細胞
ES細胞(胚性幹細胞)や
iPS細胞(人工多能性幹細胞)
などと比較して作成法が簡単であり、
また、今までのものと違い
ES細胞やiPS細胞にはない
胎盤への分化能も有するということでした。
問題とされるSTAP細胞とは?
事の発端は2014年1月30日号
Natureに掲載された
小保方晴子氏の論文
2つの発表からとなります!
哺乳類の体細胞に
外部から刺激を与えるだけで
未分化で多能せいを有する細胞に変化する
という内容のものでした。
STAP細胞が大きな反響を呼んだのは1つとして
やはり胎盤への分化能が
大きかったせいもあるかと思います。
少子化の昨今で晩婚が進むなか、
不妊に悩む女性の治療の分野において
胎盤が若返るというSTAP細胞特有の要効は
非常に魅力的であったためです。
実際の再現性に関しては
論文発表直後から
追試実験が成功しないこと、
また論文の内容に
不備が多く含まれていることなどが指摘。
いまだ再現性の確証が
取れていない状態が続いています。
しかも今回の問題から日本に対し
世界からの医療科学としての視線は
だいぶ冷え込んでしまいました。
今後世界3大事件として扱われるような話も
示唆されているのが現状となっています。
また、今回のSTAP細胞の問題から
理研の解体まで話が出ており、
そうしたなかでの今回の副センター長による
自殺事件へと繋がっているのでしょうか?
ちなみにSTAP細胞への研究用の予算は
年間8億円取られているということだそうです。
2014年8月12日追記
STAP細胞との関連性は
はっきりしていませんが、
STAP細胞論文の共著者である
ハーバード大学教授
チャールズ・バカンティ氏が
自身が所属する
ブリガム・アンド・ウィメンズ病院の
麻酔科長を9月1日付けで退任、
また、1年間の休職をする意向となりました。
病院内での内部調査が
進んでいたのではないか?
という意見も出ていたようです。