勘違いにご用心!風邪じゃなくて花粉症?秋なのに?

風邪だと思ってたけども・・・

花粉症って春だけのものじゃないの?

 

ということをよく言われますが

いいえ、そんなことはありません。

 

例えば毎年この時期、秋になるとくしゃみが頻発し

風邪かな?なんてことありませんか?

 

もしかするとその風邪、毎年のことですと

花粉症かもしれませんよ?

 

春先からのスギ花粉に悩まされている方だと

花粉の分布が気になるのではないでしょうか?

 

ということで分布図を用意しました!

 

花粉の シーズンごとの分布はこんな感じです。


▲12月以外飛びっぱなしですね。

 

実は花粉そのものは、

ほぼ年中無休で散布されているのですね!!

 

そして時期ごとに飛んでる花粉が違うわけですが、

なぜこれほどまで花粉症が流行ることになったのか?

原因とそれぞれ花粉ごとにどのような違いがあるのか!?

 

それでは見ていきましょう!


なぜ花粉症が蔓延したのか?

まず初めに日本では花粉症は存在しない!

ということが近年まで考えられてきました。

 

そういった考えが出た理由は分かりませんが

通例としてされていたようです。

 

そして、1860年ごろからスギ花粉による花粉症が

急増することとなるのですが、主だった理由としては

日本では第二次世界大戦(大東亜戦争)以後、

復興に伴い木材の需要が急速に高まったため

農林水産省主体で拡大造林政策を行い

成長の早いスギ、もしくはヒノキが

大量に植林されることとなりました。

 

また、スギやヒノキは木材としての価値が高く、

金銭効率がいいため植林の際、よく利用されます。

 

話が脱線してしまいましたが、

本来であれば計画当初に予定されていた通り、

伐採されていれば

今日のようなことにはならなかったのですが

国外から安くて質のよい材木が入ってくるようになるにつれ、

国内の材木産業が衰退、結果として

大量に植えられたスギが放置されることとなり

大量の花粉を飛ばすようになりました。

 

そして、近代化の悲劇ともいえるような話となりますが

日本では古来より路面は土で出来ていました

これはどういうことかといいますと、

花粉が飛散し、地面に落ちたあと地面が土であれば、

そのまま花粉は土に帰るのですが

現代の日本では路面がアスファルトや

コンクリートになっているため、

路面に落ちた花粉が土に返ることがなく、

風により再度舞い上がりいやな循環が発生しています。

 

日本には花粉症が存在しないといわれていたのは

草原が多かったことと路面が土であったことなどといった

環境的な由来があったのではないでしょうか?

 

季節ごとの花粉の特徴

2月~5月までの花粉

この時期はスギ花粉とヒノキ花粉による花粉症が蔓延します。

日本国内でのスギ花粉症の罹患者数は

なんと2500万人とも言われています!

 

多いですよね!

 

スギ花粉の特徴としては、大きさが大体30マイクロメートル

ミリで表記した場合は0.03ミリの大きさです!

 

目で見える大きさだったらよかったのですが、

そのぐらいの大きさになれば吸い込んだりしませんよね・・・^^;

 

そして形状ですが、楕円形で先端が少し突出した紡績型

半円に円錐がついてるような感じでしょうか、

某有名なゲームに出てくるスライムに似た形です。

 

また、花粉は微細な突起がついている殻に包まれています。

 

そのため人が吸い込むと突起が鼻を刺激し、

鼻水やくしゃみが出るようになります。

 

5月から7月までの花粉

この時期はイネ科のカモガヤ花粉が飛びます。

 

このカモガヤにはいろいろ名前があって

鴨茅(カモガヤ)はさることながらオーチャードグラスや

絹糸草(キヌイトソウ)などと呼ばれます。

 

主に5月の連休明けに飛び始めるため、

スギのシーズン後に起こる花粉症の原因としても

知られています。

 

こちらのカモガヤはユーラシア原産で

明治に日本国名に持ち込まれ、

耐寒性が強く年間2回の収穫が可能なため

牧草として用いられることで有名。

 

7月から11月までの花粉

この時期はブタクサ花粉が飛びます。

 

先ほどのスギとイネ、ブタクサの花粉症を合わせて

世界の三大花粉症といわれているそうです。

 

いやな三大表記ですね^^;

 

少し話がそれました・・・。

 

それでは気を取り直して、ブタクサの特徴から・・・

 

ブタクサの特徴

ブタクサは北アメリカ原産の植物で

日本へは明治初期に渡来し、

現在は道端や川原などに群生しています。

 

主な特徴としては1メートルほどの高さに成長し、

7月から10月ぐらいまで花を咲かせます。

 

黄色く小さい花が房状に複数連なっています。

 

花粉症の罹患者数はスギやヒノキに次ぐ数がいるとされて

現在は外来植物法と呼ばれる法律により、

要注意外来生物に指定されているとのことです。

 

ちなみに近所で群生している場合、

数が少量であれば抜いてしまうと負担が軽減されるようです。

 

花粉症で使う金額は?

毎回花粉症でかかる費用は

1人あたりで大体5千円から7千円ちょっとぐらいで

1シーズンにかかる花粉対策の費用は

1万2千円ぐらいから1万8千円ほどだそうです!

 

最近はレーザーによる花粉対策処理というものが登場し、

花粉によるわずらわしさはだいぶ緩和されたようです。

 

しかも、レーザー処理の場合は

毎年処置が必要になってくるのですが

1回処置すると1年間有効であるため、

面倒に感じるほどの負担はないので

そちらが最近の流行のようです。

 

北海道と沖縄にはスギが生えていないため、

移住したり、2月から4月までは生活の場を移す

という人も増えだしているそうです。

 

もしも、自然治癒を期待する場合は確率的には

おおむね10%から20%ほどだそうです。




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