バチカン市国の新たな観光名所? 軍事力がないバチカンとスイスの関係
世界一小さい国で有名な
ローマ法王が居を構える
バチカン市国大聖堂ですが、
実はバチカンでは
武力の所持がされていないのは
ご存知でした?
当然武力の所持がないため、
警察も存在してないそうです
が、ではどうやって取締りを
行っているのでしょう?
気になりますよね!!
バチカン市国の新たな観光名所?
軍事力がないバチカンとスイスの関係
なぜスイス?
と思ったと思いますが、
なんとバチカン市国内では
治安の取り締まりから警護までを
すべてスイスから傭兵を雇い入れて
治安の維持活動を行っています。
といいますのも、イタリアへの入出国は自由で
国境には申し訳程度に
ガードレールのような策がありますが
検問はありません。
話は違いますが、観光の場合
非公開とされている区域以外は
すべて入場自由ですが、大聖堂など
クリスチャンにとって重要な箇所に限っては
待ち時間が2時間から3時間となるため
注意が必要です!!
しかしなぜスイスがチョイスされたのか?
と、いいますと1505年1月22日
教皇ユリウス2世によって
教皇の衛兵としてスイス人衛兵が創設され、
1527年にローマが
カール5世の神聖ローマ皇帝軍に侵攻された際、
その身を犠牲にして
クレメンス7世の避難を助けたことから
現在はスイス国内で
カトリック教会からの推薦を受けた
カトリック信徒の男性が選ばれています。
1970年まではスイス人衛兵だけでなく、
教皇騎馬衛兵や宮殿衛兵といわれる
衛兵隊が存在していたが
形式的なものになっていたため
パウロ6世によって1970年に廃止され、
以後スイス人のみとなりました。
バチカン市国衛兵の特徴
正式な名称は市国警備員と呼ばれています。
職務は儀仗と警察であり、
任務の主な対象はローマ教皇の警護、
教皇の住居とバチカン市国の城門の警備、
コンクラーヴェ中の枢機卿団の警護です。
また、彼らはスイスから派遣されている傭兵であるため、
基本的に写真撮影やスマイルなど
業務に関係ないことは一切受け答えしてくれません。
ただし例外があり、
子供とのツーショットに限り記念撮影に応対してもらえます!
気になる警備兵の条件ですが、
- カトリックのスイス市民であること
- 年齢は19歳から30歳まで
- 身長は1.74メートル以上
- 中等学校または相当する職業訓練校と
スイス軍の基礎訓練課程を修了 - スポーツ能力と人品が良好であること
- 伍長と兵は独身であること
そして最後に
“Acriter et Fideliter”
「勇敢にして敬虔に」
だそうです。
実際のところどうなの?
ということで最後に動画を紹介!!
横からの視点
正面からの視点
ビシッとしていてめちゃくちゃかっこいいですね!!