橋板だけ流れる不思議な橋 橋板4年連続の流失・・・過去4年で21回目! 流れる橋って何なの?

先日の台風11号により、

京都府南山城地区を流れる

木津川の水量増水のため、

京都府の八幡市と久世郡久御山町を繋ぐ

木造の橋として知られる上津屋橋

通称:流れ橋)が流失しました。

 

今回の台風による流失により、

過去4年の間では毎年の流失で

橋板が流されたのは累計21回目

前回の修復が終わってから

4ヶ月ほどしかたっておらず、修繕費として

約3600万円を投じたこともあってか

現京都府知事である山田啓二氏は

現在の方式では限界であると、流れ橋に対して

構造からの抜本的見直しを検討する様子です。


八幡市・流れ橋とは?

流れ橋って?

流れ橋とは日本はさておき、

国外ではアイルランド、オーストラリアなど、

橋の形態で洪水の際に

橋桁(はしげた)が流れてしまうことを想定し、

橋桁が固定されていないつくりの橋を言います。

 

一般的には流れ橋の呼び名が有名ですが、

大雨の時には橋全体が

水面下に没する橋などの場合は

沈下橋」「潜水橋」「もぐり橋

と呼ばれている橋が多く、

これらの定義は曖昧なもの

となっているということです!

 

そのため、橋脚は流れて流失することがなく、

橋桁流失後は残された橋脚の上に

新たに橋桁をかけることで簡単に復旧できるため

日本の風土に適したつくりとなっていました。

 

近年では橋桁をロープなどで繋ぎとめ、

流失後でも下流にて

橋桁を回収しやすくしたものも存在し、

原型をとどめることが出来るので

復旧時のコストを抑えることが狙いとされています。

 

そういった事情から京都府八幡の流れ橋は

橋桁が8つのブロックに分けられ、

各ブロックごとにワイヤーロープで

強固に固定されています。

 

また、もう1つの特徴としては水面からの高さが低く、

歩行者用の比較的小型の橋で手すりなどがないのが

一般的なつくりとなっています!

 

京都府八幡の流れ橋の特徴と歴史

京都府八幡の流れ橋は1951年に設置された

全長356.5メートル横幅6メートルで橋脚の間、

支間は5メートル全木造作りの流れ橋でした。

 

なぜでした、かというと近年の水害による改修工事により、

一部コンクリートに木目のプリントを行う

補修工事がなされた経緯があります。

 

流れ橋といえば近隣では

京都府八幡にある流れ橋を指すほど有名です。

 

また、木津川流れ橋、八幡流れ橋とも呼ばれます。

 

昔ながらの雰囲気を持った木橋であり、

映画産業が盛んな京都市から近いことから、

時代劇のロケ地としても有名です。

 

周辺の木津川には野鳥の他、

ヌートリアが生息しており、

橋の上から泳ぐ姿がよくみられます!

 




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